インスタント沼のこと。

携帯の写真を見ていたら、
数年前に撮った近所の中華料理屋さんの写真が出てきました。
良く行くお店で、カラフルなメニューボードがとても気に入って撮ったものです。
台に乗せられた小さいブラウン管のテレビもなんだか可愛くて好きで、
北京オリンピックの女子ソフトボールの試合をたまたまここで観て、
小さな画面なのに金メダルを取った瞬間はお客さんがみんなで拍手しました。
このお店と映画館で出会ったことがあるのです。
三木聡監督の「インスタント沼」。
麻生久美子扮する主人公の送別会が行われたお店です。
カラフルなメニューボードと、小さなテレビにはっとして、
映画館でキャー!!!と大興奮したことを覚えています。
このお店、今でもあるんですが数年前に改装してしまいました。
雰囲気も全然変わって、きれいで、薄型の大画面テレビが天井から下がってます。
あのメニューボードは捨ててしまったんでしょうか。
あれだけでも残して欲しかったな。
けっこう気ままな家族経営(と勝手に想像している)で、
昔はよく奥さんが小さなテレビを独占して中国ドラマを見ていたり、
お客さんのテーブルで娘?が餃子を作っていたり(これは今でもやってる)、
FAXを新しくしたらしい日には皆で日本語の説明書を回し読みしながら設置をしてました。
もちろん全て営業時間中。
忙しそうで注文するのが申し訳ないような感じです。
でもそういうところが大好きです。
特別に美味しいとかいうわけでもないんだけれど。
そういう魅力を感じるお店ってありますよね。
by ku-ku-h
| 2013-01-23 10:33
| 考えたこと